花の星の創作BLOG

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主の帰還

むかしむかし
だらしのない者がいて
酒をのんでは
あばれていた

とある山の中で
それは、女をみた
女は瓢箪で
泉の水をくんだ

とたんに、酒のかおりがして
だらしのないものは
水を酒にかえる瓢箪だと
女を斬り殺して
瓢箪をうばってにげた

家につくと
瓢箪のなかの酒は
腐ってひどいにおいをはなっていた

だらしのないものは
なに、またくめばよいだけだと
瓢箪を洗って水をくんだ
しかし、水は水のままで
いっこうに酒には変わらなかった

あの酒は
女がもたらしていたもので
瓢箪がかえていたのではない
ようやく、だらしのないものは
気がついた…

故事物語の、うろおぼえですが
そんな話があります……

だらしのないものは
モノが、金にかわるとおもいこんでいる
それは今も変わりません

たとえば
神様のすまいだとか
神様のちからだとか
のっとろうとか
おとしめようとか
ひとに、ほんとうの神様を
誤解させ
にせものを
神様としてあがめさせるだとか
いろいろ、よくないことを
それらはしていたのですが

気、を
知る方はご存じですが
酒も水も
持ち手の気を受け
香りからし
かわるものです

……じつは
すべての仕事も
あるいは、すまいも、
創られたモノも
おなじことで

掌のもちぬし
人間のこころもちが
大切なのです

たとえばそれは
神という存在もそうなのです
神社というものもそうなのです

魂は不滅です
ほんとうの価値は
価値のあるものや、ことを
創出する人間にあります
神様もそうです

……

もうすぐ主がご帰還されます
いま、世の中は
主のいないことを
よいことに
賊がはいりこんでいて
その賊にそそのかされたひとたちが
悪いことをしている風です

主は大変立派な方ですから
人たちの
尊敬をあつめていました

それは外側のモノに
付着していたことではありません

神様という地位が
尊敬されていたのではなくて
主が、尊敬されていたのです

ひとたちはみんな
それを思い出すでしょう