花の星の創作BLOG

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魔境について




コンテンツ…魔境


いろんなひとや
いろんなことを
ああだ、こうだと
きめつけて
説教にもちこむのは
たいがい「気持ちがいい」ことで

その気持ちよさをおうために
しているんだ、ということや
その気持ちよさが
じつは、たどれば
復讐のエネルギーを
やどしていることとか

自前をわかれば
恥ともわかるし
する気もなくなる

まだ、そんなものがわくから
ひとが人を決めつけて
説教にもちこむのをみて
わかりもしないが
「恥ずかしいな」と思う

……

結局、己の、心象が
かたどりをもたらすなら
そうした
さまつな
かさなりつづける
「気に入らなさ」を
正当化する
復讐も
己へ。己へと
むかうんだろうか

……

祟りのおおきなものが
ながれうねる
呪いのおおきなものが
ながれうねる
祝福がながれうねり
慈悲がながれうねる

……

魔境は
字のごとく「魔との境い目」にあり
ソレは現実ではなくて
心理がその地を踏んで
現れる

囁く存在は
復讐や悪意の
正当化の、具現

「魔」は

いつも、「ひとでないもの」に
かわりたがる

……

幻影は
その地に現れるだけ、で
魔境の主体ではない

幻影は
「ひとでないもの」に己をおいて
「できそこないに、
世界や他人を見る」
その、心理を
正当化するために
あらわれるだけ

魔境の主体は
そこ、そのものにある

人が知らない、に、耽溺し
人が出来ていない、に、耽溺し
人が分かっていない、に、耽溺し

「ひとでないもの」に
なってしまって

「ひと」が
「できそこなって」みえるなら
そこが、魔境