花の星の創作BLOG

花の星の更新作品のお知らせブログです、絵、漫画、写真、フリーゲームなども公開していきます

陰陽にならうこと、苦い経験の意味



陰陽は、陰をそぐことになく
陽をもとめることになく
陰と陽のバランスをとることにあるといいます

私はそれを聞いたとき
たとえば西洋医学東洋医学
ことなりと似ているなぁと思いました

陰をそぎおとし、陽にかえること
これは西洋医学のように
場に起きた不具合に即効性があります

陰陽は陰と陽のバランスを
長い目にしたがい整えていくものですから
即効性はありません



たとえば幸福、幸運ばかりもとめること
楽ばかりもとめること
占いで陰の経験をさけつづけること

これも(自前のエネルギーの)
陽を強め続けることですから、
やがては全体的にバランスを崩すことになります

ですから本道の陰陽のばあい
「バランスが陽(幸運)に傾きすぎてますから
明日は火の気のある陰
(人間関係の、喧嘩などのトラブル)を
味わわれた方がよいですね」なんてことに
なります



苦手なたべものにはその食べ物なりの栄養があります

敗北(陰)を味わわなければ
勝(陽)の道のりは
つづきえません

苦労はエネルギーのかたまりです
己がのまれさえしなければ
克力をふかめます



傷つかないこと、苦しまないことを
望みつづけるなら
皮肉なことに、なにがしかの
苦しみは生まれます

それは陰陽のバランスが
(無意識に陽ばかりをもとめるため)
しらないうちに崩れるからです

もっとも己をささえ
たかめてくれるのは
「嫌がらない、こわがらない」
忌避感、怯みをもち
避けようとする己をみつめ、
それにうちかとうとする
克己心なのかもしれません