花の星の創作BLOG

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悪魔に訴えられたイエスさん



随分前なのだけど
エスさんが
悪魔にうったえられ
裁判にかりだされていて
天界の神々と、悪魔とで
もめに、もめこんでいた



(悪魔界、いわば、魔界には
魔界のルールがあって
そのルールをやぶったとかなんだとかで)



悪魔は、イエスさんが
悪魔の支配域? 領域を侵害して、
自分の教えをひろめてる、と
訴えていた



でもイエスさんは
そんなことしていなくて
たんにふつーに過ごしていたら
天の領域をこえて
教えが広まってしまったとか



なんか、もう
想像をこえているなぁ、と思う



(イエスさんが
悪魔に訴えられる、とか
おいおい、カリスマすごいなぁ!とか)



と、思ったら
その出来事が
ふつうに文献になっていて



さいきん、その文献を読んで
びっくりした



(天界のできごとは、
時間と、関係ないらしい……
なにかあると、時代ではなくて
わかる人に、わかるんだとか)



……



裁判は、最終的に
教えが魔界にまで広まったのは
エスさんの意図によるものではなくて
無為のカリスマによるものだということで
エスさんが勝利していた




……



天界が正しいか、魔界が正しいか



その様子は
裁判というふうにしか
とれなかったので
そう書いたけれど



天界、魔界
「どちらが正しいか」という
問題ではなくて
「なにをしてはいけないか」を
明瞭にするための
流れだったらしい



おもしろいのは
裁判官がいらして
それが、天のものでも
魔のものでもなく
「正誤を区別する存在」としか言いようがなく



その「正誤を区別する」方は
だから、善にも、悪にもいなくて
ただ、ものごとの「正しいか、あやまちか」を
無心に判断していた