本心と思い込んでいるものは
たいていは「状況的な感情」にすぎない
:
「あるがままで生きるの」とか
「本音を大事にしたい」とか
……たまにそんなことがはやるけれど
「状況的な感情」と
「ほんとうのところ」の区分けをしないと
自分も周りもめちゃめちゃになると思う
本当のところは
まったく別の「こころ」を
もっていたりするから
:
「本当の気持ち」のほうに
逃げ込んでいることが
よくある
「本当の気持ち」は
「本当の本心」とは別
:
「本音で生きる」なら
「本音」をたどらないと
めちゃくちゃになりやすい
生き方にゆがみもでやすい
「ほんとの心からの逃げたさ」や
「本心を見えなくする隠れ場」を
わりと人はもっているから
そして「本心」とちがい
「本当の気持ち」はわかりやすい
「気持ちで生きる」ことは容易い
それを「本心」と誤認することが
けっこうある
:
そうなるぐらいだったら
「本心本音はひとまず気にせず生きる」ほうが
まだましなんじゃないかと思う
:
「本当の気持ち」は言語でたどれるが
たぶん、本心も本音も
言語ではたどれない