何が神で
何が神でないか
そんなことは
人には見分けがつかないものだ
見分けがつかない
わけがわからない
そうした、力が足りていないことを
謙虚に身に沁みさせなければ
ほんとうの道のりは歩めない
わけがわからない
理解ができていない
そうした足りなさを露呈するなら
神々はきちんとその弱さに手を差し伸べるだろう
頭を下げて学べぬものほど
泥沼に堕ちていくものだ
力がたりないことを前にしたなら
力がたりない、と
わからないものを前にしたなら
わからない、と
みのほどを
素直に、明るく、正直に
いだきづつけているなら
神々の心の傍らに
ともなうことができるだろう
(明神・平将門さまより)